Quantcast
Channel: 江戸前ネギ巻き寿司
Viewing all articles
Browse latest Browse all 4476

妖怪大戦争&さくや妖怪伝の思い出。

$
0
0
 ども、江戸です。今日はちょっと前の実写映画について語ってみましょうか。


●妖怪大戦争

     
 1968年に公開された同名タイトルのリメイクの筈なんだけど、内容は完全に別物。つか、ぶっちゃけタイトルに偽り有りで、全く戦争していないし、妖怪も数は登場しているけれど、大した活躍もしていない(しかも仮装やきぐるみレベルの造形が大半だし)。とにかく妖怪を期待して観るとかなりがっかりすると思う。そういう意味では、実写版の『ゲゲゲの鬼太郎』の方が妖怪物としてはかなりマシだったような記憶が。
 で、どちらかというと妖怪よりも神木隆之介が演じる主人公が活躍している訳ですが、これも正直大した役に立っていなくて、居なくてもそれなりに話は成立した感じ。実際、ラスボスも主人公が倒した訳ではなく、たまたまその場に紛れ込んだ妖怪が持っていた物が、偶然ラスボス自爆の引き金になっただけという、脱力するようなオチだし。つーか、ラスボスに加藤を登場させるのなら、豊川悦司ではなく『帝都物語』と同じく嶋田久作に演じてもらいたかったよ……。もしくは旧作のダイモン出してよ!
 あ、でも川姫の太ももはエロかったです(この作品を語る上でのお約束)。あと、妖怪は「ぶるぶる」だけ良かった。


 そしてもう一本妖怪物。




●さくや妖怪伝

      
 こちらはちゃんとした妖怪退治物で、上記の『妖怪大戦争』と比べれはまともな内容の話にはなっていると思います。ただ、低予算なクオリティを子供向けを言い訳にしている感は否めないですけどねぇ。場面転換は昔のアニメのようだし、モブで登場する妖怪は完全にきぐるみだし……。もう数十年前の作品のを流用でもしているのかというくらいの安物感。それに主演の安藤希(『ガメラ3』の守部妹だったのか)もそんなに演技が上手いという訳では無いし、褒めるところはそれほど多くない作品ではあります。
 ただ、それもラストバトルに予算の大半をつぎ込んだのだと思えば、それなりに許せるものがありますけどね。特技監督が樋口真嗣という事で、まさに怪獣映画のような迫力ですよ。もう全てがこのラストバトルの為だけにあるって感じ。つか、松坂慶子が演じる「土蜘蛛の女王」がある意味小林幸子よりもラスボスだった(笑)。これのおかげでなんとか好きな映画なったと言えますね。ちなみに、こちらには嶋田久作が出演している。



 じゃ、今日はここまで。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 4476

Trending Articles