ファイブスター物語＆地球へ…の思い出。

　ども、江戸です。今日は昔のアニメ映画について語ってみましようか。


●ファイブスター物語

　　　　　
　永野護原作の１巻目をほとんどそのまんまアニメ化。ただ、原作を読めば分かると思うけれど、１巻は完全にプロローグみたいな物なので、設定や展開については原作の続刊を読んでいないと分かり難い部分もあるし、上映時間も60分ちょっとしか無いので、ちょっと物足りない感じではありますねぇ。
　まあ、結城信輝のキャラクターデザインは美麗だし、声優陣も豪華だと思うのだけれど、巨大人型兵器のモーターヘッドの活躍は終盤の一瞬だけだし、ぶっちゃけ原作の方が迫力があるような……。せめて原作冒頭にあったL.E.D.ミラージュとバッシュ・ザ・ブラックナイトの戦闘をカットしなければ良かったのに……。
　そんな訳で、個人的にはちょっと惜しい感じ。それに単行本２巻〜３巻の内容をアニメ化した方が映画に相応しい派手で泣ける内容になったと思うので、続編が実現しなかったのが残念だ。


　そしてもう１本。


●地球へ…

　　　　　
　　2007年にテレビアニメ化もした竹宮惠子原作の劇場版。もう35年前の作品で、初代『ガンダム』とほぼ同時期の作品である所為か、効果音や演出などで類似する部分も多くありますね。
　で、この作品はおそらく私が初めて観たであろう本格的なＳＦアニメですが、それだけに私の中で何か大きなインパクトを残していたのですよね。まあ、いかんせん子供の頃の事だったので、その内容の殆どはテレビアニメ版を観るまで忘れていましたが、「いつかもう一度観たい」と思っていた作品でした。
　そんな訳で、テレビアニメ版を観たのを切っ掛けに原作を読み、そしてこのＤＶＤも購入したのですが、内容についてはテレビアニメ版よりも原作に近い感じ？　まあ、２時間足らずの尺では描ききれなくてカットや変更されている部分も多いですし、オチも違いますけどねぇ。ただ、原作よりも救いがあるオチにはなっているので、子供が観る作品としてはこれで正解だったような気もする。原作のだとちょっと解釈が難しくなるし。
　なお、メインキャストの多くは声優ではなく俳優が多く起用されているので、テレビアニメ版のキャストに慣れ切っている状態で観るとギャップが酷い事になるぞ（笑）。ソルジャー・ブルー が志垣太郎だしな……。



　じゃ、今日はここまで。