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Channel: 江戸前ネギ巻き寿司
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ヴァン・ヘルシング&英雄 HEROの思い出。

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 ども、江戸です。今日は昔の映画について語ってみましょうかね。


●ヴァン・ヘルシング

     
 モンスター・ハンターであるヴァン・ヘルシングとドラキュラ伯爵との戦いを描いたアクション映画。吸血鬼は勿論、フランケンシュタインの怪物、狼男、せむし男、ハイド氏等々……と、西洋怪物の代表的な者達が多数登場しており、その映像が見所ですね。特に狼男の変身シーンは、狼男になる時も人間に戻る時もいちいち脱皮していて斬新ですなぁ(笑)。

 ただ、個人的にはストーリーがかなり微妙でした。アクションは凄いのだけれど、一歩間違えれば重要キャラが死亡しかねない展開があまりにも多く、そしてその度に偶然で助かっているようにしか見えない描写が連続するので、この辺はご都合主義に思えて逆に緊張感が無くなりますねぇ。奇跡は滅多に起きないから奇跡なのよ。また、アクションメインの内容で2時間以上というのは、集中力が維持できない長さだと感じる。30分くらい短くしたら丁度いい感じかも。


 そしてもう1本。


●英雄 HERO

     
 香港・中国の合作映画。秦王(後の始皇帝)を暗殺しようとする刺客達を打ち倒した男が、その褒美に秦王との謁見する事を許され、刺客達との戦いの経緯を語る……という物語。

 そんな訳で、大半が回想シーンで構成されているのですが、観ている人にミスリードさせる為に「※このシーンはイメージです」というシーンがかなり多く、何度も観ているとそれらの展開が無駄に感じるし、単純な筈の物語を不必要に分かり難くもしている。たぶんその辺を整理したら本筋は1時間も無いですねぇ(実際には99分)。

 ただし、映像は芸術的といってもよく、特に色彩の美しさには目を見張るものがあります。紅葉した落ち葉が大量に舞い踊る中での剣術アクションは実に鮮やかでした。また、香港映画が得意とするワイヤーアクションを駆使しての、湖の水面を飛び跳ねながらの決闘も幻想的。とにかく、映像には一見の価値がある映画だと思います。オチの物悲しさもちょっと好き。



 じゃ、今日はここまで。

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