ども、江戸です。今日は最近の戦利品について語ってみましょうか。
●ミスト DVD版
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この作品との出会いは、何年か前にBSかCSで放送していた物だったのですが、その時は字幕だったのでいつか吹き替えで観たいと思い、中古のDVDを探し続けていました。それから数年越しの悲願が叶ってようやくゲット。
いや、1度は買うチャンスがあったのだけどね。しかし、「もうちょっと待てばもっと安くなる」と購入を見送ったのが大きな判断ミスで、その後は何処の店に行っても中古で売っている所を見かける事が無くなってしまったという……。勿論、新品でなら購入する手段はあったのですが、数千円払うほど欲しいというかと微妙だし、かといって最近発売された価格の安い廉価版は日本語吹き替えが無いという謎仕様(Blu-rayですら……)。結局、吹き替え音声が収録されている古いバージョンの中古品を見つけるまでにえらい時間がかかってしまった……。教訓・チャンスは逃がすな。
さて、スティーヴン・キングの小説が原作の本作ですが、突然町を覆った深い霧の中から怪物達が現れ、人々が追い詰められていくというパニックホラー映画となっています。登場する怪物が尽く生理的嫌悪感を覚えるようなデザインをしており、しかも簡単に人の命を奪える能力を持つという凶悪さ。これらの怪物のインパクトは、クリーチャー好きにはたまらないものがあります。
しかし、この作品の最大の魅力は、悪趣味とも言えるほど悲惨なラストですね。そのあまりにも救いの無い衝撃的なオチは、観ている人の心も折りに来ているので嫌いな人は嫌いだと思うのだけど、私は紙一重で「喜劇」の領域にまで踏み込んでいそうなこの「悲劇」は大好き。なんというか、オチに限らず、主人公のやることなすことが全部裏目に出るという皮肉たっぷりで意地悪な脚本は、徹底し過ぎて逆に気持ちが良いというか。普段見慣れない極端な内容に直面すると、それが新鮮で良い気分転換になるような気がする。
そんな風に主人公補正ってなんだっけ……?というような内容になっていますが、そもそも本当の主人公は最初に子供を救いに飛び出していったお母さんだと思う。実際、視聴者の見えない所で大冒険をして、目的を遂げたようだし。あの人について行けば助かったかも……という意味では、彼女を見捨てるという選択肢を選んだ時点でバッドエンド直行ルートだったのかもなぁ……。あと、作中では完全に邪悪にしか見えないカルト的な宗教観に傾倒していたオバサンの言動だけど、そんなのでも心の拠り所にして最後まで諦めない&下手に行動しない方が助かるとか、そういうブラックジョークみたいな所も嫌いじゃない。
とにかく、あえて最悪な気分になりたいという物好きにはオススメ。
じゃ、今日はここまで。
●ミスト DVD版

この作品との出会いは、何年か前にBSかCSで放送していた物だったのですが、その時は字幕だったのでいつか吹き替えで観たいと思い、中古のDVDを探し続けていました。それから数年越しの悲願が叶ってようやくゲット。
いや、1度は買うチャンスがあったのだけどね。しかし、「もうちょっと待てばもっと安くなる」と購入を見送ったのが大きな判断ミスで、その後は何処の店に行っても中古で売っている所を見かける事が無くなってしまったという……。勿論、新品でなら購入する手段はあったのですが、数千円払うほど欲しいというかと微妙だし、かといって最近発売された価格の安い廉価版は日本語吹き替えが無いという謎仕様(Blu-rayですら……)。結局、吹き替え音声が収録されている古いバージョンの中古品を見つけるまでにえらい時間がかかってしまった……。教訓・チャンスは逃がすな。
さて、スティーヴン・キングの小説が原作の本作ですが、突然町を覆った深い霧の中から怪物達が現れ、人々が追い詰められていくというパニックホラー映画となっています。登場する怪物が尽く生理的嫌悪感を覚えるようなデザインをしており、しかも簡単に人の命を奪える能力を持つという凶悪さ。これらの怪物のインパクトは、クリーチャー好きにはたまらないものがあります。
しかし、この作品の最大の魅力は、悪趣味とも言えるほど悲惨なラストですね。そのあまりにも救いの無い衝撃的なオチは、観ている人の心も折りに来ているので嫌いな人は嫌いだと思うのだけど、私は紙一重で「喜劇」の領域にまで踏み込んでいそうなこの「悲劇」は大好き。なんというか、オチに限らず、主人公のやることなすことが全部裏目に出るという皮肉たっぷりで意地悪な脚本は、徹底し過ぎて逆に気持ちが良いというか。普段見慣れない極端な内容に直面すると、それが新鮮で良い気分転換になるような気がする。
そんな風に主人公補正ってなんだっけ……?というような内容になっていますが、そもそも本当の主人公は最初に子供を救いに飛び出していったお母さんだと思う。実際、視聴者の見えない所で大冒険をして、目的を遂げたようだし。あの人について行けば助かったかも……という意味では、彼女を見捨てるという選択肢を選んだ時点でバッドエンド直行ルートだったのかもなぁ……。あと、作中では完全に邪悪にしか見えないカルト的な宗教観に傾倒していたオバサンの言動だけど、そんなのでも心の拠り所にして最後まで諦めない&下手に行動しない方が助かるとか、そういうブラックジョークみたいな所も嫌いじゃない。
とにかく、あえて最悪な気分になりたいという物好きにはオススメ。
じゃ、今日はここまで。