ども、特に変化もない生活を送っている江戸です。そんな訳で特筆するような出来事も無かったので、今更だけど今期アニメのベストでも挙げてみましょうか。あくまで個人的な基準で選ぶと、現時点では1位『宇宙戦艦ヤマト2199』、2位『俺の青春ラブコメは間違っている。』、3位『ゆゆ式』・『はたらく魔王さま』『波打際のむろみさん』・『よんでますよ、アザゼルさん。Z 』・『這いよれ!ニャル子さんW』・『変態王子と笑わない猫。』・『進撃の巨人』・『翠星のガルガンティア』のどれか。
3位からは団子状態で優劣はつけられないのですが、上2つは飛び抜けていますな。『ヤマト』は一時代を作った作品のリメイクという事で貫禄の面白さですが、『俺ガイル』は会話の掛け合いの絶妙さが楽しい(あと戸塚わいい)。それと、番外として『あいうら』の絵だけは凄い好みだ……が、声優は新人すぎてフォローできないのがなぁ。つか、せめて15分枠で観たかった……(まあ、5分枠だからこそのあの作画を維持できているのだろうけれど)。
さて、今日も雑誌の感想ネタが無いので、ゴジラ映画(の関連作品)について語ってみましょうかね。なお、前回までの記事は「アニメ・実写レビュー」のカテゴリーにまとめてあります。
●フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン)
『怪獣総進撃』や『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』などのゴジラ作品でもお馴染みの怪獣・バラゴンの初登場作品です。また、元々の企画段階では『フランケンシュタイン対ゴジラ』だったらしいので、そういう意味でもゴジラ映画とは深い関係があると言えます。
物語は第2次世界大戦中にドイツから日本に運び込まれたフランケンシュタインの心臓が再生して巨人化するという物。フランケンシュタインはその巨大な姿を危険視され、更にバラゴンが人々襲った事件に関しても彼の仕業だと勘違いされた為に人間に追われる事になります。しかしそれでも彼は優しい心は失わず、人間の為にバラゴンに立ち向かう……という物です。
とにかく、ゴジラ映画においてはどちらかというと正義の怪獣であるバラゴンが凶悪な存在として描かれています(人間を何十人も喰い殺したり)。その所為もあってか、後の作品には無い「口から光線を吐く」という能力まで持っています。まあ、それでも不死身の心臓を持つフランケンシュタインにはあえなく敗れるのですがね。
しかし、その勝利したフランケンシュタインもこの世から姿を消す事になります。DVDにはオチが2種類収録されているのですが、一つは劇場公開版の、地盤の陥没によって地中に飲み込まれるオチ。これは地底怪獣であるバラゴンが地下に穴を掘りまくつた結果だと思えばあり得なくもないですな。
そして、海外公開版(とされていたが、実際には違うらしく、日本でテレビ放送の際に付け加えられたらしい)は、何の脈絡も無く巨大なタコが現れて、フランケンシュタインを海中に引きずり込んでしまうという物。これはさすがに唐突すぎるのでどうかと思うのですが、続編のとの繋がりを考えるとこちらが正史と言えるでしょうねぇ……(大ダコは続編の冒頭にも登場する)。
●フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ
『フランケンシュタイン対地底怪獣』の続編となります……が、役者が一部入れ替わっていたり、前作の回想シーンの部分でフランケンシュタインのデザインが変更されていたりもするので(サルのように全身が体毛で覆われている)、ある意味ではパラレルワールド的と言っても良いのかもしれません。
物語はフランケンシュタインの細胞から生まれて山で育ったサンダと、海で育ったガイラの壮絶な兄弟喧嘩って感じですね。サンダは前作のフランケンシュタインの性質を色濃く受け継いでいますが、ガイラは人間を食べる凶悪な存在と化しています。なんとなく実写版『進撃の巨人』という感じ。あと、人型怪獣の格闘シーンはまさに乱闘って感じなのですが、この辺はクエンティン・タランティーノの『キル・ビルVOL.2』でも参考にされていると言われていますね。
なお、ガイラは『ゴジラ×メカゴジラ』等にも本作の映像の流用する形で登場していますが、他にもゴジラ映画ではお馴染みの兵器、メーサー光線(本作では「メーサー殺獣光線車」)が初登場したのも本作です。ゴジラには全く通用しない兵器ですが、本作ではなにげにガイラを追い詰めていますし、木々を切断するかのようになぎ倒している描写もあるので、実はかなり強力な兵器であった事が実感できると思います。
そして、オチについてですが、2匹とも海底火山の爆発に飲み込まれて消滅。この辺は、『空の大怪獣ラドン』、『恐竜・怪鳥伝説』、『ゴジラ(84)』でもお馴染みのオチです。結局、人間の手に余る存在は自然の力に頼るしかないという事なのでしょうねぇ……。
それでは、次回の『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』に続く。
じゃ、今日はここまで。
3位からは団子状態で優劣はつけられないのですが、上2つは飛び抜けていますな。『ヤマト』は一時代を作った作品のリメイクという事で貫禄の面白さですが、『俺ガイル』は会話の掛け合いの絶妙さが楽しい(あと戸塚わいい)。それと、番外として『あいうら』の絵だけは凄い好みだ……が、声優は新人すぎてフォローできないのがなぁ。つか、せめて15分枠で観たかった……(まあ、5分枠だからこそのあの作画を維持できているのだろうけれど)。
さて、今日も雑誌の感想ネタが無いので、ゴジラ映画(の関連作品)について語ってみましょうかね。なお、前回までの記事は「アニメ・実写レビュー」のカテゴリーにまとめてあります。
●フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン)
『怪獣総進撃』や『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』などのゴジラ作品でもお馴染みの怪獣・バラゴンの初登場作品です。また、元々の企画段階では『フランケンシュタイン対ゴジラ』だったらしいので、そういう意味でもゴジラ映画とは深い関係があると言えます。
物語は第2次世界大戦中にドイツから日本に運び込まれたフランケンシュタインの心臓が再生して巨人化するという物。フランケンシュタインはその巨大な姿を危険視され、更にバラゴンが人々襲った事件に関しても彼の仕業だと勘違いされた為に人間に追われる事になります。しかしそれでも彼は優しい心は失わず、人間の為にバラゴンに立ち向かう……という物です。
とにかく、ゴジラ映画においてはどちらかというと正義の怪獣であるバラゴンが凶悪な存在として描かれています(人間を何十人も喰い殺したり)。その所為もあってか、後の作品には無い「口から光線を吐く」という能力まで持っています。まあ、それでも不死身の心臓を持つフランケンシュタインにはあえなく敗れるのですがね。
しかし、その勝利したフランケンシュタインもこの世から姿を消す事になります。DVDにはオチが2種類収録されているのですが、一つは劇場公開版の、地盤の陥没によって地中に飲み込まれるオチ。これは地底怪獣であるバラゴンが地下に穴を掘りまくつた結果だと思えばあり得なくもないですな。
そして、海外公開版(とされていたが、実際には違うらしく、日本でテレビ放送の際に付け加えられたらしい)は、何の脈絡も無く巨大なタコが現れて、フランケンシュタインを海中に引きずり込んでしまうという物。これはさすがに唐突すぎるのでどうかと思うのですが、続編のとの繋がりを考えるとこちらが正史と言えるでしょうねぇ……(大ダコは続編の冒頭にも登場する)。
●フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ
『フランケンシュタイン対地底怪獣』の続編となります……が、役者が一部入れ替わっていたり、前作の回想シーンの部分でフランケンシュタインのデザインが変更されていたりもするので(サルのように全身が体毛で覆われている)、ある意味ではパラレルワールド的と言っても良いのかもしれません。
物語はフランケンシュタインの細胞から生まれて山で育ったサンダと、海で育ったガイラの壮絶な兄弟喧嘩って感じですね。サンダは前作のフランケンシュタインの性質を色濃く受け継いでいますが、ガイラは人間を食べる凶悪な存在と化しています。なんとなく実写版『進撃の巨人』という感じ。あと、人型怪獣の格闘シーンはまさに乱闘って感じなのですが、この辺はクエンティン・タランティーノの『キル・ビルVOL.2』でも参考にされていると言われていますね。
なお、ガイラは『ゴジラ×メカゴジラ』等にも本作の映像の流用する形で登場していますが、他にもゴジラ映画ではお馴染みの兵器、メーサー光線(本作では「メーサー殺獣光線車」)が初登場したのも本作です。ゴジラには全く通用しない兵器ですが、本作ではなにげにガイラを追い詰めていますし、木々を切断するかのようになぎ倒している描写もあるので、実はかなり強力な兵器であった事が実感できると思います。
そして、オチについてですが、2匹とも海底火山の爆発に飲み込まれて消滅。この辺は、『空の大怪獣ラドン』、『恐竜・怪鳥伝説』、『ゴジラ(84)』でもお馴染みのオチです。結局、人間の手に余る存在は自然の力に頼るしかないという事なのでしょうねぇ……。
それでは、次回の『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』に続く。
じゃ、今日はここまで。