ども、江戸です。さて、今日はゴジラ映画ネタに引き続いて、1996年から制作された平成『モスラ』三部作の1作目について語ってみましょか。なお、前回までの『ゴジラ』の記事は「アニメ・実写レビュー」のカテゴリーにまとめてあります。
●モ ス ラ
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1961年の初代以来、久々にモスラが主役となった作品です。今作では環境問題や家族の絆をテーマにしているようで、それらの要素に関わる展開が多く見られます。その明快なメッセージ性から察するに、子供がメインのターゲットとして作られている印象ですね。実際、ファンタジー要素がかなり強く、魔法じみた描写も多くみられます。一方で兵器や軍隊の類は全く登場せず、どこか非現実的なその内容はある種の童話的。そういう意味ではファミリー向けの映画だと言えるでしょうね。
そんな訳で、ちょっと子供向け過ぎて大人が観るのには辛い部分もあると思います。序盤ではエリアス(旧作における小美人、またはコスモス)が、とある一家の家の中でバトルを繰り広げるのですが、この辺は海外のアニメ映画的なノリがあるように感じますね。しかし、冷蔵庫などの家具が破壊される描写が、都市を破壊される描写よりもある意味リアルで地味にキツイ。あれを元の状態に復旧する為には数十万円はかかるだろうなぁ……と、ついつい考えてしまいます。
しかし、特撮部分に関しては『ゴジラ』シリーズよりも派手な部分もあるので、見るべき所は多いと思います。今作の敵怪獣はデスギドラ。『ゴジラ FINAL WARS』に登場したカイザーギドラに酷似した姿を持つ怪獣です。当然ゴジラの宿敵である「ギドラ」の名を持つ者ですからかなりの強敵な訳ですが、これに立ち向かうモスラが異常な強さを発揮しています。まあ、当初の幼虫の姿ではボコボコにされてしまうのだけど、成虫になって再戦した時には多彩なビーム攻撃でデスギドラを圧倒してしまいます。もう見ていて、「アレ? このモスラなら、普通にゴジラにも勝てるんじゃね?」というレベル(笑)。その勇姿を是非見て貰いたいものです。
ちなみに、舞台は北海道・紋別なのですが、都市の描写は殆ど無く、森林地帯のシーンが大半を占めているのであまり北海道らしさは感じません。そこがちょっと残念ではありますな。
それでは次回の『モスラ2』に続く。
じゃ、今日はここまで。
●モ ス ラ

1961年の初代以来、久々にモスラが主役となった作品です。今作では環境問題や家族の絆をテーマにしているようで、それらの要素に関わる展開が多く見られます。その明快なメッセージ性から察するに、子供がメインのターゲットとして作られている印象ですね。実際、ファンタジー要素がかなり強く、魔法じみた描写も多くみられます。一方で兵器や軍隊の類は全く登場せず、どこか非現実的なその内容はある種の童話的。そういう意味ではファミリー向けの映画だと言えるでしょうね。
そんな訳で、ちょっと子供向け過ぎて大人が観るのには辛い部分もあると思います。序盤ではエリアス(旧作における小美人、またはコスモス)が、とある一家の家の中でバトルを繰り広げるのですが、この辺は海外のアニメ映画的なノリがあるように感じますね。しかし、冷蔵庫などの家具が破壊される描写が、都市を破壊される描写よりもある意味リアルで地味にキツイ。あれを元の状態に復旧する為には数十万円はかかるだろうなぁ……と、ついつい考えてしまいます。
しかし、特撮部分に関しては『ゴジラ』シリーズよりも派手な部分もあるので、見るべき所は多いと思います。今作の敵怪獣はデスギドラ。『ゴジラ FINAL WARS』に登場したカイザーギドラに酷似した姿を持つ怪獣です。当然ゴジラの宿敵である「ギドラ」の名を持つ者ですからかなりの強敵な訳ですが、これに立ち向かうモスラが異常な強さを発揮しています。まあ、当初の幼虫の姿ではボコボコにされてしまうのだけど、成虫になって再戦した時には多彩なビーム攻撃でデスギドラを圧倒してしまいます。もう見ていて、「アレ? このモスラなら、普通にゴジラにも勝てるんじゃね?」というレベル(笑)。その勇姿を是非見て貰いたいものです。
ちなみに、舞台は北海道・紋別なのですが、都市の描写は殆ど無く、森林地帯のシーンが大半を占めているのであまり北海道らしさは感じません。そこがちょっと残念ではありますな。
それでは次回の『モスラ2』に続く。
じゃ、今日はここまで。