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Channel: 江戸前ネギ巻き寿司
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梟の城の思い出。

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 ども、江戸です。今日は昔の映画について語ってみましょうか。

●梟 の 城

     
 当時、ゲームの『天誅』シリーズにハマっていたという事で、忍者映画であるこの作品のDVDもなんとなく購入しました。

 原作は司馬遼太郎の長編小説で、織田信長による伊賀攻めによって滅ぼされた伊賀の残党が、信長亡き後に豊臣秀吉の暗殺を企てていたら、何故かそのとばっちりで石川五右衛門が釜ゆでになる……という感じ(笑 実際にはもっと複雑なあれこれがあるのだけれど)。その大筋は悪くなかったのだけれど、ぶっちゃけ2時間18分という長丁場の間、視聴者を引きつけて置くだけの魅力は無いかなぁ……。

 実際、派手なアクション展開がある訳でもないし……。強いて言えば、冒頭の伊賀攻めが1番派手だったような気がしないでもなく、全体的に地味なんですよね。あと、ゲームか何かのようなクオリティの微妙なCG合成とか、真新しくて生活感を感じない衣装とか、あまり褒める所が無いので、1時間半くらいに内容を詰めて、その分クオリティを上げる事に力を入れた方が良かったのではないかという印象。

 とはいえ、時代劇に関しては、やっぱり昔の方が金がかかっている場合が多いので、近年制作された物だと色々と仕方がない裏事情がありそうではありますがね……。事実、『魔界転生』とかのリメイク作品は(※この『梟の城』もリメイク)、大抵昔に作られたオリジナルの方が出来が良いので、現在ではもう時代劇制作の為の環境が整っていないという事なのでしょうなぁ……。

 なお、本製品には本編discの他に特典discが付いていますが、このような特典ディスクが付く作品って、あまり売り上げ本数が見込めないので、特典で単価上げて利益を回収しようとしている印象があります。確かにマニア向けの特撮作品とかは、最初に高価格の初回限定版だけを出して選択肢が無い状態で買わせ、後々廉価版を出すパターンが多い気がするし……(しかもマニアだとこれも買っちゃったりする)。逆に、売れることが分かり切っている作品は、驚くほど特典要素が入っていない場合があるよね……。



 じゃ、今日はここまで。

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