最近の戦利品－大魔神怒る。

　ども、江戸です。今日は最近の戦利品について語ってみましょうか。


●大魔神怒る(デジタル・リマスター版)

　　　　　
　某所で『大映特撮映画DVDコレクション』よりも安く売っていたので、こちらの方を買ってみた。まあ、ブックレットとかは一切付いていないけれど、『大映特撮映画DVDコレクション』のマガジンも大したこと無いしなぁ……。ただ、こちらの本来の値段が2800円である事を考えると、ブックレットくらい付けろとは思うが……。

　で、『大魔神』シリーズの２作目ですが、前作とは直接的な関連性は無いのかな？　全く違う土地で別の魔神像が出てきます(中身の霊的存在は同じかも)。これは魔神が過去に各地を渡り歩いて伝説を残したって事なのでしようかねぇ？　ともかく、今回も非道を働く武将が大魔神の怒りに触れ、天誅を下されるという内容となっています。

　ただし、『十戒』という映画を参考にしているらしく、若干西洋的な宗教色は増したように思います。実際、湖が割れたり、悪役が十字磔にされた上に火刑に処されたりしていますし、作中に出てくる鐘の音も教会のそれを意識しているような気がします。

　また、前作の大魔神は終盤まで殆ど何もしてくれませんでしたが、今作では所々で主役達を救う奇跡を見せていて、ちょっとだけ慈悲深くなった感じ。前作の完全に「祟り神」な側面から比べれば、「善神」としての側面が強くなったように感じますね。

　ところで、前作の時には書き忘れたのだけど、音楽の担当は『ゴジラ』シリーズでもお馴染みの伊福部昭なのですよね。そんな訳で、音楽の中にはゴジラっぽさを感じる事もできますよ。



　じゃ、今日はここまで。