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Channel: 江戸前ネギ巻き寿司
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劇場版寄生獣観てきた。

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 ども、江戸です。今日は劇場版の『寄生獣』を観てきたので、その感想を書いてみたいと思います。なお、ネタバレが嫌な人は画像よりも下は読まない事。


 当初は全く観に行くつもりは無かったのだけど、家族が観に行こうと言うので観に行って来ました。で、劇場の客入りは、この前観たハリウッド版『ゴジラ』と同数程度かそれよりも少ない程度だったのでちょっと意外。夏休みのような長期休暇中では無いとはいえ日曜日だし、原作も超有名なのに、やっぱりグロや特撮要素が強いとこうなのだろうか……。ただ、子供の客は確実に『ゴジラ』よりも多かったし、中には70歳くらいのお婆さんが1人で観に来ていたので、ファン層の厚さは感じました。

 で、内容に関してですが、私の家族は「ゴジラよりも面白かった」と言っていましたね。特別怪獣が好きではない人だという事を差し引いても、妥当な評価なのかもしれません。だって、私にとっても面白かったし。なので、パンフレットも買うつもりは無かったのに買ってきちゃった。

 以下、ネタバレ含む~。


     

 さて、アニメ版が色んな部分を削りつつもほぼ原作通りに話を進めているのに対し、この映画版は大胆に改変を加えていますね。例えば、新一の父親は物語が始まるよりも前に寄生生物と関係が無い理由で亡くなっているようですし、宇多さん等の一部のキャラは影も形も存在しません。また、設定も原作から変更されている部分も多く、それはキャラの職業や性格だったり(Aが警察官になっていたり、島田が三木っぽい表情になっていたり)、寄生生物の設定その物だったりもします(映画版の寄生生物は海から来た事になっている)。

 なので「原作通りじゃないと嫌」という人には全くお薦め出来ませんが、2時間足らずの限られた時間内で原作の半分のエピソードをまとめる手段としてはかなり上手くやっていると思いますね。特にAの存在の変遷は素晴らしい。途中までは原作に近い感じで攻略したAですが、その後新一の母親の体を乗っ取って復活して来た事に関しては「そう来たか~!?」と良い意味でのサプライズとして私は受け止めています。

 そして、事実上今作のラスボスとなったAと新一のバトルのアクションはなかなか迫力がありましたしね。アクションやCGの表現は海外の映画に劣っているイメージが強い邦画でこれだけやれれば充分じゃないかしら。個人的に本作へは80点前後くらい付けてもいいかも。1つの作品としてなら、アニメ版よりも質がいいんじゃないかなぁ……。

 まあ、来年4月の完結編の予告を見ると、改編要素は更に強くなりそうなのでその辺は不安ですが、出来れば次回も劇場で観たいところですな。



 じゃ、今日はここまで。

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