最近の戦利品－大映特撮映画DVDコレクション・妖怪大戦争。

　ども、今日は最近の戦利品について語ってみましょうかね。


●大映特撮映画DVDコレクション・妖怪大戦争

　　　　　
　今作に限ってはDVD単体と大差ない価格なので、あえてこちらを選択。

　とはいえ、DVD単体の方には同封されていないであろう冊子も、モノクロ写真の割合がいつも以上なので、ちょっと物足りない感じではありますがねぇ。

　　　　　
　本編はカラーなのに、撮影現場などの写真がモノクロなのは時代なのだろうか……。

　そして本編DVD。

　　　　　
　4,000年の眠りから復活した古代バビロニヤの吸血妖怪ダイモンが日本を襲撃。それに対して日本の妖怪達が決起し、戦いを挑む……という内容。この粗筋を見て貰えれば分かると思いますが、2005年にリメイクされた同名作品とはほぼ別物です。

　実際、2005年版は妖怪のコミカルさばかり強調されていて、あまりおどろおどろしい印象はありませんでしたし、芸能人を配役した所為でその個性の方が強調されたコスプレまがいの物になっていましたからねぇ……。しかも、主役の人間ばかりが活躍し、妖怪達はロクに戦っていなかったような記憶が……。

　それと比べれば、こちらは妖怪に無駄な芸能人の色はついていないし、コミカルながらも同時にホラーな要素もあって、ちゃんと妖怪が活躍している内容だと思います。それに、敵のダイモンも小豆で負けるような小物では無いので、多くの妖怪が協力して戦うに値するだけのボスキャラだったと思います。

　そんな訳で、個人的にはリメイク版よりはよっぽど本作の方が出来が良いと感じています。ただ、さすがに今見ると妖怪達の造形はその辺のお化け屋敷よりも劣る物ではありますがね。でも、それが逆に人間味を感じさせない効果を生んでいるような気もする。特に油すましは不気味で良いですな(ただし声は可愛いw)。



　じゃ、今日はここまで。