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Channel: 江戸前ネギ巻き寿司
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菊地秀行作品の思い出。

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 ども、今日は昔のアニメについて語ってみましょうか。今回は菊地秀行作品について。


●バンパイアハンターD 劇場公開バージョン

     
 遠い未来の世界で、吸血鬼と人間の混血児であるDが、バンパイアハンターとして吸血鬼と戦うという物語の本作は、作者の代表作とも言えるシリーズですが、私が読んだことがある原作は1巻だけ。それをアニメ化したOVA版も一応観ています。

 これはそのOVA版の15年後くらいに制作された映画版(別のエピソード)で、それだけにOVA版と比べるとクオリティはかなり高い物になっていますね。とにかく映像美が素敵。あと、オチのシーンが、当時私が書いていたオリジナル小説と被ったので、急遽変更した思い出。

 それと、本作はアメリカにて先行公開されており、日本でもその1年後くらいに音声が英語のままで公開されています。なので、このDVDの音声も英語版しか収録されていないのがちょっと残念な所(※ただし、日本語吹き替え版も後に発売された)。ただ、ラスボスとも言えるカーミラの語りは、英語だからこその迫力があったとは思いますけどね。


●魔界都市〈新宿〉

     
 作者のデビュー作のOVA化。OVAとは言っても、80分もあるので、事実上映画みたいな物だと言えるのかもしれません。

 話は世界を闇に染めようと目論む魔道士レヴィ・ラーによって新宿が壊滅。それを阻止する事が出来ずに死亡した父に代わって主人公が戦う……という感じ。とにかく、メインキャラ以外は登場する事自体が死亡フラグになるほど厳しい環境になった新宿で、化け物相手に木刀で戦うという非常に中二要素溢れる内容となっています。ラストバトルがちょっとあっさり目なのと、EDテーマに歌が無いのが少し不満だけど、なかなか面白かった。

 なお、『魔界医師メフィスト』のメフィストも登場していますが、台詞がいちいちキザで吹く(笑)。あと、作画や技の一部が、『BASTARD!! -暗黒の破壊神-』でパロられていますなぁ。ダーク・シュナイダーと戦っていた頃のアビゲイルがまんまレヴィ・ラーじゃねーか!(笑) それと、監督とスタッフが同じ『妖獣都市』という作品もありますが、こちらはちょっと大人向けな感じですね。


●風の名はアムネジア

     
 こちらはの劇場アニメ……だけど、夕方にテレビ放送で見たような記憶が。一応エロシーンもあるのだけど、そこは時代故の規制の緩さか。

 内容は人類から突然記憶が失われ、世界が大混乱に陥るという話。で、記憶を維持する事が出来た数少ない人間である主人公と謎の美女が、記憶を失った人類の有様を見ながら旅をしている……という感じの展開なのですが、文明が崩壊しているので、治安とかが色々と酷い事に。しかしそんな中でも失われない人間の尊厳や絆などが描かれていますし、ラストもなかなか爽やかなので、かなりの良作だと思います。EDテーマも凄く好き。

 それにしても、これはもう25年前の作品なのだけど、この頃の山口勝平は女の子のような声が出せて凄いな……。ちなみに、主人公の声は矢尾一樹。今で言うところのフランキーとウソップ!?(笑)



 じゃ、今日はここまで。

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