最近の戦利品－009 RE:CYBORG。

　ども、江戸です。今日は最近買ったアニメ映画のDVDについて語ってみましょうか。


●009 RE:CYBORG

　　　　　
　レンタル落ちのが安く売っていたので。当然ブックレットなどの同梱物は無いけれど、映像特典やオーディオコメンタリーは収録されています。

　石ノ森章太郎原作『サイボーグ009』をフル3DCG映画化した物ですね。私自身は原作を未読だし、昭和時代のアニメも主題歌の「誰がために」くらいしか殆ど記憶にないのだけど、だからこそそれなりに楽しめました。逆に言えば、作品に思い入れがある人ほど受け入れがたい……という事もあるでしょうな。3DCGの都合か、キャラクターデザインがリアル寄りに変更されているのですが、結果として一見しただけでは誰なのか分からないキャラもいますからねぇ……（特にジェット・リンク）。更に途中退場してしまい、全く活躍できていないキャラもいるので、ファンとしては納得出来ない人もいるでしょう。

　また、ストーリーも謎の声に従った者達によって世界中でテロが頻発し、人類が滅亡へと向かう……という終末論的なオカルト要素は賛否が分かれる所でしょうなぁ。まあ、監督が『攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D』の人なので、攻殻シリーズが好きな人なら好みかもしれないし、私も嫌いではないけれど。しかし、さすがにオチの意味不明さにはスッキリとしない物が残りますねぇ。あれは天国的な場所なのか、それとも神によって創り替えられた世界なのか、あるいは誰かさんが死の直前に見た精神の中の世界だったのか……。つか、月の裏側のはなんじゃアレ……。

　でも、映像としてはなかなか見るべき所はあると思いますよ。特にジョーが間近で発生した核爆発から加速装置で逃げ切ったシーンには「凄ぇぇぇぇぇぇぇ!?」ってなったわ（笑）。どんだけスピードを出したらあんな事が可能なんだ……。私自身はこのシーンだけで割と満足でした。

　ところで、天使の化石のポーズって、『シン・ゴジラ』のラストシーンでパロられている……？



　じゃ、今日はここまで。