ども、昨晩は『モテ福』を観ていた江戸です。これは人形と人間が会話するタイプのバラエティー番組ですが、以前北海道ローカルで放送していた『なまらお茶の間バラエティ マリモリーン!』と同タイプの番組ですな。実際、中の人は同じ福圓美里だったし。でも、さすがに水樹奈々のキャスティングまでは無理だったか……(今回は下ネタ多いしなぁ)。つか、福圓さんも『プリキュア』までやった人なんだから仕事を選べよ!(笑) あと、モテ福地蔵は声のみならず顔までもが完全に杉田智和で吹いた。
さて、今日も雑誌の感想ネタが無いので、久々にゴジラ映画について語ってみましょうかね。なお、前回までの記事は「アニメ・実写レビュー」のカテゴリーにまとめてあります。
●ゴジラ2000
現在だと半値以下のヴァージョンのも売っているのですが、それが発売されるまでの数年間は他の選択肢も無く、ある意味仕方なしに購入したのがこの定価10000円もするという代物です。
そんな訳で色々と特典要素も付いている訳ですが、まずはメイキングディスク。
メイキング映像やインタビュー等が150分収録されています。まあ、個人的には撮影風景とかにはあまり興味が無いので観なくても構わないのですが、ディープに作品を楽しみたい人には必須ですかね。
次に絵コンテ集。
全シーンが収録されている訳ではありませんが、色々なシーンの絵コンテが楽しめます。基本的にゴジラを「絵」という形で見る機会はあまり無いのでなかなか興味深い物がありますし、登場人物も実際の役者と見比べてみると面白いかもしれません。
また、これまでのDVDにも付いていたのと同様の小冊子もあります。
掲載されている雛形が実際の着ぐるみよりも格好いいですな。本編もこれで観たかったかも……。
そして本編。
平成シリーズが終了し、5年ほど経過して復活したミレニアムシリーズの1作目。このシリーズは昭和シリーズや平成シリーズをリセットして、毎回独自の設定を盛り込んだ初代の続編って感じになっています(『東京SOS』だけは『×メカゴジラ』の続編だが)。
で、本作の評価なのですが、先に作られたハリウッド版があまりにもファンの求めるゴジラ像からほど遠かった為、期待を一身に受けていました。しかし、蓋を開けてみればぶっちゃけ不評。私の持論に「宇宙人が出てくるゴジラ映画は微妙」というのがあるのですが、これも例外無くそんな感じですねぇ。宇宙人が出てくるとどうしても主役である筈の怪獣よりも「人間VS宇宙人」の構図の方に焦点が当てられてしまうので主軸がブレるのですよねぇ……。
まあ、本作では宇宙人の姿が終盤まで出てこないので、彼らの乗り物であるUFOがある種の怪獣みたいな印象も有り、まだマシな気もしますがね。だけど、満を持して登場した宇宙人が古い火星人タイプでは、さすがに見た瞬間ずっこけるわ(笑)。
あと、新怪獣のオルガもあまり見せ場が無くて、拍子抜けしたのも不評の要因になっているような気がします(デザインもあまり格好良くは無いし)。怪獣プロレスをやるには鈍重すぎる印象だったので、もうちょっと派手な遠距離攻撃があればなぁ……と。あれならゴジラ対UFOの戦いの方がまだ面白かったような……。
ただ、悪いところばかりでは無く、評価できる点も勿論ありますよ。まず、コンピューターへのハッキングを扱った点は良いと思う。最近はサイバーテロ事件とかで色々と騒がれていますから、今観るとより明確に危険性が実感できて、「ようやく時代が追いついた」感がありますな(えー)。
それと、自衛隊のたたみかけるようなゴジラへの攻撃も良かったです。過去作品を観ても通常兵器(フルメタルミサイルは微妙だが)だけでゴジラをあそこまで追い詰めた例ってほぼ無いのではなかろうか……(『ゴジラの逆襲』の氷へ埋没させる作戦くらい?)。だから、このシーンだけは個人的には高評価。しかし、これもゴジラがたまたま放射能火炎を吐かなかったこそで、一発でも吐いていたら戦況は逆転していたでしょうから、ゴジラが全力を出していない感もあるのですよねぇ……。なので放射能火炎を使わせた上であの結果なら文句は無かったのに。
また、自衛隊が作戦行動をとっているすぐ側の鉄道が通常運行していたりする点はかなり大きなツッコミどころではあります(普通、安全を考えて運行を止めるだろうに……)。このように詰めの甘さが各所に観られるのが、結局作品全体の評価の低さに繋がっているのでしょうなぁ……。そういう意味では非常に惜しい作品でした。
どうでもいいけど、主演の村田雄浩って声だけ聞いていると、『TEAM NACS』の森崎博之に似ているような……。というか、顔も微妙に似ているかもしれん。やっぱり骨格が似ると声も似るのか……。
それでは、次回の『ゴジラ×メガギラス』に続く。
じゃ、今日はここまで。
さて、今日も雑誌の感想ネタが無いので、久々にゴジラ映画について語ってみましょうかね。なお、前回までの記事は「アニメ・実写レビュー」のカテゴリーにまとめてあります。
●ゴジラ2000
現在だと半値以下のヴァージョンのも売っているのですが、それが発売されるまでの数年間は他の選択肢も無く、ある意味仕方なしに購入したのがこの定価10000円もするという代物です。
そんな訳で色々と特典要素も付いている訳ですが、まずはメイキングディスク。
メイキング映像やインタビュー等が150分収録されています。まあ、個人的には撮影風景とかにはあまり興味が無いので観なくても構わないのですが、ディープに作品を楽しみたい人には必須ですかね。
次に絵コンテ集。
全シーンが収録されている訳ではありませんが、色々なシーンの絵コンテが楽しめます。基本的にゴジラを「絵」という形で見る機会はあまり無いのでなかなか興味深い物がありますし、登場人物も実際の役者と見比べてみると面白いかもしれません。
また、これまでのDVDにも付いていたのと同様の小冊子もあります。
掲載されている雛形が実際の着ぐるみよりも格好いいですな。本編もこれで観たかったかも……。
そして本編。
平成シリーズが終了し、5年ほど経過して復活したミレニアムシリーズの1作目。このシリーズは昭和シリーズや平成シリーズをリセットして、毎回独自の設定を盛り込んだ初代の続編って感じになっています(『東京SOS』だけは『×メカゴジラ』の続編だが)。
で、本作の評価なのですが、先に作られたハリウッド版があまりにもファンの求めるゴジラ像からほど遠かった為、期待を一身に受けていました。しかし、蓋を開けてみればぶっちゃけ不評。私の持論に「宇宙人が出てくるゴジラ映画は微妙」というのがあるのですが、これも例外無くそんな感じですねぇ。宇宙人が出てくるとどうしても主役である筈の怪獣よりも「人間VS宇宙人」の構図の方に焦点が当てられてしまうので主軸がブレるのですよねぇ……。
まあ、本作では宇宙人の姿が終盤まで出てこないので、彼らの乗り物であるUFOがある種の怪獣みたいな印象も有り、まだマシな気もしますがね。だけど、満を持して登場した宇宙人が古い火星人タイプでは、さすがに見た瞬間ずっこけるわ(笑)。
あと、新怪獣のオルガもあまり見せ場が無くて、拍子抜けしたのも不評の要因になっているような気がします(デザインもあまり格好良くは無いし)。怪獣プロレスをやるには鈍重すぎる印象だったので、もうちょっと派手な遠距離攻撃があればなぁ……と。あれならゴジラ対UFOの戦いの方がまだ面白かったような……。
ただ、悪いところばかりでは無く、評価できる点も勿論ありますよ。まず、コンピューターへのハッキングを扱った点は良いと思う。最近はサイバーテロ事件とかで色々と騒がれていますから、今観るとより明確に危険性が実感できて、「ようやく時代が追いついた」感がありますな(えー)。
それと、自衛隊のたたみかけるようなゴジラへの攻撃も良かったです。過去作品を観ても通常兵器(フルメタルミサイルは微妙だが)だけでゴジラをあそこまで追い詰めた例ってほぼ無いのではなかろうか……(『ゴジラの逆襲』の氷へ埋没させる作戦くらい?)。だから、このシーンだけは個人的には高評価。しかし、これもゴジラがたまたま放射能火炎を吐かなかったこそで、一発でも吐いていたら戦況は逆転していたでしょうから、ゴジラが全力を出していない感もあるのですよねぇ……。なので放射能火炎を使わせた上であの結果なら文句は無かったのに。
また、自衛隊が作戦行動をとっているすぐ側の鉄道が通常運行していたりする点はかなり大きなツッコミどころではあります(普通、安全を考えて運行を止めるだろうに……)。このように詰めの甘さが各所に観られるのが、結局作品全体の評価の低さに繋がっているのでしょうなぁ……。そういう意味では非常に惜しい作品でした。
どうでもいいけど、主演の村田雄浩って声だけ聞いていると、『TEAM NACS』の森崎博之に似ているような……。というか、顔も微妙に似ているかもしれん。やっぱり骨格が似ると声も似るのか……。
それでは、次回の『ゴジラ×メガギラス』に続く。
じゃ、今日はここまで。